若沖が来てくれました。
伊藤若沖はじめ、曽我簫白、酒井抱一、長沢芦雪など、江戸時代を代表する画家の名品の収集で知られるプライスコレクション。
震災で被害に遭われた方々、とりわけ未来を担う子供達の心の支えになればと言うプライス夫婦の強い思いにより、仙台、盛岡を巡回し、最後福島で実現しました。
プライスさんは震災後の色のない世界を体験した被害者の悲しい思いに触れ、美しく生命の輝きと喜びに満ちた江戸絵画に触れて欲しいと思ったそうです。
もう二度と観れないかもしれないと思い、高崎に住む友人と行ってきましたよ。23日が最終とあって、入場券を求める人の列。大変でした。
明治になって、国外文化に奔走している間、国内の日本の美が忘れ去られ、貴重な文化がアメリカからやってくるなんて不思議ですが、ボストン、コスモポリタンタンなどの美術館が収集の絵画や彫刻を大切に補修保存して下さることに有り難くも思います。
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